2012年2月28日火曜日

ほずみ先生のお料理教室とゴスペルと鶴


2月24日、南三陸町の枡沢仮設住宅でほずみ先生の料理教室が開かれました。
この日のメニューは・・・
○玄米と野菜のビビンパピリカラ味噌仕立て
○ごぼうのスパイシーフリット
○カンタン塩キャベツ


福島の相馬市からきたほずみ先生のお料理教室はお母さん達と先生でわいわい進んでいきます。
私たちボランティアの仕事は主に見学&試食!



揚げ物の衣にカレー粉を入れるなど、少しの手間で見慣れない料理ができあがるのはお母さん達にも好評です。

ビビンパは石焼!
お店でも使っていたという石焼の器でみんなでジュージュー。















出来上がりの頃には年配の方達も集まりみんなで試食。

量が多いかな? 

ビビンパ、カレー味の揚げ物はどうなんだろう?








そんなことをふと考えたけれど、
「美味しいです!」と満面の笑顔を頂き、あっという間にみなさんペロリ。
そしてもちろん私たちもペロリ。






この日は他にもエステルあきこさんのソプラノゴスペルの歌のイベントもありました。
高音のときにのばす音の響きに思わず歌の途中で拍手がおこり、次々と続く演歌や童謡にみなさん聞き入っていました。


さらにその後、3月11日に南三陸町歌津でのイベントで飾られる折り鶴作りも行われました。みんなで分担して流れ作業で折る事に。





やや年上の方達には三角→三角と折る“三角工場”になっていただきました。
ところが、角が全く合っていないと他のお母さんから三角工場にクレームが。
クレームを受けたお母さんは「角が不格好で鶴じゃなくて鷹になっちまう」といって自ら爆笑。
隣のお母さんその言葉に涙を流しながら大爆笑。
その楽しい笑い声に思わずつられて笑ってしまいました。

三角工場のみなさん

ほずみ先生のおいしいお料理、エステルあきこさんの歌声、
何よりも「ここが一番良い」と言ってたお住まいの方達のおかげで、
最初から最後まで明るい雰囲気に包まれていました。

桜田

2012年2月27日月曜日

3月のイベント販売日のお知らせ





冬の間、おかあさんたちの手しごと作業は続いています。

東北を応援したいとバラやタコのエコたわしをご購入くださる
全国の皆さんの輪も広がりつつあります。



作り手さんと全国の皆さんをつなげるRQWの3月のイベント販売日のお知らせです。


3日(土)  12:00~16:30 「なるほど、五感ラウンジ」 神奈川 横浜みなとみらい ★ 終了

6日(火)  16:00~     RQの3.11 一周年シンポジウム 東京 西日暮里 ★


10日(土) 10:00~16:00  東北物産展in鎌倉 神奈川 鎌倉 ★

11日(日) 13:00~20:00  3.11東日本大震災 市民とボランティアのつどい 宮城 仙台 
ワークショップあり。


16、17、18日(金、土、日) アースビジョン第20回地球環境映像祭 ブース出店 東京 四谷 ★

17日(土) 11:00~19:00  銀座 気仙沼ショップ 合同イベント 
               『銀座にバラを咲かせましょう』第二弾! ★

18日(日) 10:00~17:00 あかぎマルシェ ★

24日(土) 10:00~16:00  東北物産展in鎌倉 神奈川 鎌倉 ★

24日、25日(土、日) 11:00~19:00   銀座 気仙沼ショップ ★


★販売ボランティアを募集しています。
はじめての方は、右にある「サポーター登録」からお願いします。





2012年2月26日日曜日

こったらほぐす♪アフターケア付き手編み講座



2月23日 南方仮設 手編み講座


今日も大盛況、、、なんて書くのも飽きてしまうくらい、まいど大勢の方が参加されています。

本日の作品はミニポーチ。毛糸ひと玉で出来て、編み方はなんでもあり。あまり毛糸で好きに色を入れて、自由に作れる遊び心くすぐる作品です。





まだ途中ですが、個性ゆたかなポーチができそう。



早い人は2時間で完成!







前日にあわてて作ったサンプル。さくら作ピンクのアポロ、おいしそ~。
私は編み物素人なのでサンプル作りは楽しいけど時間がかかるのです(^^;)30人以上集まる講座なのたくさん作りたかったけど、間に合わず。








今日は仙台から整体師さんの夫婦が参加していました。日頃のたまった疲れと、とどめに編み物に集中しすぎてこった身体をほぐしていただきます。










そうそう、この方も連日仮設のお母さんたちの為に走りまわって身体こちこち。本当にお疲れさまです!!


Uchiyama

キンチャクとメカとタコツリー


2/22(火)、水梨仮設住宅での手編み講座におじゃましてきました。
今回は最初から最後までボランティア二人だけの初めてのお使い(?)。
しかし、ここはベテラン編み手のお母さん揃い。
開始前からにぎやかに編み物をしながら集まっていました。


今回用意したのはキンチャク袋。
実はこちらのお母さんが編んで持っていたものが始まり。
色がカラフルでキレイ。





先ずはベースになる色と差し色に使う糸、それぞれ好きなものを選んでもらってスタート。





色の組み合わせで、見た目がまったく変わるのがこのキンチャクの面白いところ。
途中で糸が足りなくなって一周編みきれなくても味になってとってもかわいい・・・のだけど、その点は一周編みきりたいと、お母さん達には不評でした。

早い人は時間内に完成に近いくらい編み上げました。
形も色も様々で楽しーい。




楽しい時間はあっという間。
しかしその後、私たちにはお母さん達の手料という、別のお楽しみが待ってました。

メカという煮魚(メカジキ)、シャケの炊き込みご飯、おつけもの、煮物。
煮物に入ってたじゃがいもが甘くておいしいことったら。

もちろん大満足!だけど、なぜか・・・
広いお部屋に私たちボランティア二人でぽつんと食事。
この日のお母さん達はいろいろ忙しいようでした。

食べてるうちに、午後も手編みをするお母さん達が戻ってきて、お話しながら食べきれなかった料理をお土産にと包んでくれました。


ここに入った時、目についたのがホワイトボート両脇のタコツリー。
来てくれたボランティアさんなどにプレゼントしているそうです。



料理を持たせてくれたお母さんは、自分で毛糸を買って今までに200~300個も編んだといってました。
お返しにと高級(?)マロン菓子となって返ってきたりするそうで、「わらしべ長者だから」といって笑ってました。

私には初めての場所でしたが、こちらの仮設住宅では、集会所や空いた時間がとても上手く使われているように感じました。

桜田




2012年2月25日土曜日

気仙沼の汽車ぽっぽ

2月22日 はしかみ交流広場 手編み講座


気仙沼市階上(はしかみ)地区に小さな黒塗りのトレーラーハウスがあります。お母さん達は「あの汽車ぽっぽね」と呼んでいました。汽車ぽっぽは震災後にできた地域の方をサポートする場所です。健康や生活についてお困りごと相談を受けたり、イベントの主催をしたり、地域の方が誰でも立ち寄ってお茶っこできる憩いの場所です。








こちらでは週に1回の手編み講座。といっても、ベテランさんたちが多いので、教えてもらうことの方が多いかも(笑)




今日は基本のモチーフを繋ぎ合わせてルームシューズを作成しました。
四角いモチーフを7枚作って片足分。簡単そうですがなかなか根気のいる作業に、みなさん、目が疲れる~、肩がこる~、と苦笑い。講座の時間中には簡単には仕上がらず、次回に持ち越し。完成が楽しみです♪




見本のルームシューズ。RQWのスタッフが日夜新しい作品作りに挑戦しています。誰でも作れて実用性のあるもの、そしてかわいくないとね~♪

uchiyama

2012年2月24日金曜日

気仙沼大島の椿

2月22日(水)
気仙沼大島へ行きました。
お寺の中にある集会所に着くと、20人以上のおかあさんたちが集まってくださっていました。
いよいよ編物教室のスタート!



気仙沼大島といえば、「椿」が有名なのです。
この日は、椿のエコたわしを作りました。
テキストや毛糸、道具が渡されると、おかあさんたちはサクサクと編み始めます。
「コマ、コマ、長、中長です。」
「ここは何目拾えばいいの?」
など、編物に疎い私には、宇宙語としか思えない会話が展開されていきます。
ひとしきり、そんな会話が交わされていたかと思うと、急に静かになり、
みなさん、編むことに集中していました。



参加したおかあさん方は編物の経験が豊富なようで、とてもスムーズに進みました。
早く終わったおかあさんたちが、目ざとく見つけた、スタッフのヘアバンド兼ネックウォーマーの編み方を研究する姿も(笑)。



ほぼ全員のおかあさんたちが2時間ちょっとで椿を完成させました。
残りの毛糸でもう1個作れそうだということが分かると、「忘れないうちに作ろう」と言いながら、お帰りになったおかあさんもいました。
「次はいつ?」というおかあさんたちの声に、次回は3月5日にタコを作ることが決まりました。

終わった後は、お時間のあるおかあさんたちとお茶っこ飲み♪



自分の家になった柚子を氷砂糖で漬けたという自家製柚子茶をいただきました。



おかあさんたちが編物が上手なのは、若い頃に、機械編みや棒針、かぎ針と編物をひと通り経験されているからなんですね。
「昔は、よく編んで洋服を作ったけど、今は買った方が安いからね。」
という言葉に、子どもの頃は母親が洋服やらマフラーを作ってくれたことを思い出しました。
「1日中、韓流ドラマばっかり観てたけど、これがあったら、また楽しくなるわ。」
と言っていたおかあさんと、しばし韓流ドラマの話で盛り上がりました。
テキパキと片付けをするおかあさんたちをお手伝いしようと思いましたが、手際の良さに、何もお手伝いできないうちに、片付けが終わっていました(苦笑)。

気仙沼大島で、これからどんなエコたわしが生まれていくのか、とても楽しみです♪

櫛田


2012年2月20日月曜日

銀座つながるワゴンマルシェ

2月18日・19日 銀座気仙沼ショップ

RQWが月に一度、土日に銀座の気仙沼ショップ「銀座いきなり市場」さんからスペースをお借りしたエコたわしの販売も恒例になりましたが、今回はちょ〜と違います。このビルに入っている銀座いきなり市場、銀座つながる食堂、ニッポン農業市場、黄門マルシェ、ネバーフォゲット東北が一緒に手をつなぎ、店舗前を復興支援の物販ワゴンでつなげようという初の合同企画です。東松島、気仙沼、南三陸、大洗、水戸等々の各ワゴンが海藻類など特産品や加工品、チャリティ商品の数々を並べた二日間限定のつながるワゴンマルシェ。売り子さんの威勢のいいかけ声が絶えない賑やかなイベントとなりました。



 その中、RQWも水色の気仙沼ジャンパーをお借りして集客力の両横綱とその名も高いサポーターさんに店頭に立っていただきました。今回は「銀座でバラを咲かせましょ♪」という事でバラ中心の品揃えです。
 ひとりでも多くの方々に支援の輪に連なっていただけるようお声がけしていくうち、気仙沼ショップをお手伝いに来た方で地元のためならと私達の売り子さんに入って頂いたり、東松島ブースからは可愛い女の子の飛び入り売り子さんあり、私達もお隣の茎ワカメの試食販売のお手伝いなどブース同士の和やかな小さな交流もありました。


 またこのイベントには支援活動されている方も多くお越しいただき、色々なお話を伺い横の広がりも感じました。私達ひとりひとりが出来る支援はささやかかもしれませんが、連なればそれ以上の力になると感じられた銀座から復興支援の試みでした。



はく

2012年2月17日金曜日

気仙沼に毛糸のお花が咲きました♪

2月15日 階上中学校仮設手編み講座

今はわかめの季節です。お母さん達はわかめのお仕事に行くので、今日の参加者はいつもよりちょっと少なめ。でも、仕事に行く車を見かけた人の話では、車の中にあのお揃いの帽子がたくさん見えたとか()


今日は小さなお花を編んでみました。今まで帽子やスヌードを作った方達には、物足りないかと思ったけれど、咲いたお花は可愛らしくて、短い講座の時間でもひとつ、ふたつと出来上がり、お花畑になりました。お花が出来上がるごとに、お母さんたちの笑顔もひとつ、ふたつと増えていきました。



1週間前の出来事です。仙台から登米市役所行きのバスに乗りました。斜め前の席には、見覚えのある帽子をかぶったご婦人が。それは手編み講座でみんなが編んでいる帽子です。勇気を出して後ろから声をかけてみました。「すてきな帽子ですね、手編みですか?」お母さんは照れながら応えてくれました。「へたくそだけどね、婦人会の人が教室開いてくれるの」少しずつお話をきいてみました。その方は登米の仮設住宅の方ですが、私達が手編み講座を開いているところではありません。でも、作っているものはすべて同じ。帽子、スヌード、靴下カバー。先生の名前を言ってもお互いわからず。きっと、手編み講座に参加している方が、広めていてくれたのでしょう。



あっちこっちで、あの帽子。繋がって、ひろがって。どこかで見かけたら声をかけてください。今度はこの小さなお花のモチーフが、ブローチになって帽子やバッグを飾りたて、街中に咲きはじめるかもしれません...♪

                                       uchiyama

階上交流広場でわいわいにぎやか紐作り、コサージュ作り


2月15日の午後、バラの講師、まつ子先生がいらっしゃる
階上交流広場の手編み講座に行ってきましたました。
RQWの手編み講座としては基本中の基本ですが私は初参加。
どういった雰囲気で行われているのかが楽しみでした。

開始前から人が集まり、みなさん待ちきれない様子。
まずは前回編んでいた巾着が大集合。



そして、この日用意したのはコサージュづくり!・・・なのですが、

その前に大いに盛り上がったのは「紐編み」。

編み上がった巾着の紐を手で編んでいた(上の作品の右中)
お母さんに習ってみんなで紐作り。
これにはお母さん方はもちろん、ボランティアも夢中になりました。





途中で一人のお母さんの
「せっかくだからコッサージュやりましょう」という声でコサージュ作りも始まりました。

今までに編んだ帽子やマフラーにも
つけられるとあって
これまた楽しんで編んでいただけました。






夢中になると目、肩、手が凝りっ凝りになるので休憩中に体操。




小さな物なので、色違いをつくったり、花びらの色を変えたり、
あっという間にお花畑のできあがり。





コサージュは小さくて完成も早いからかおしゃべりしながら
わいわいとした雰囲気で進み、笑顔も満開でした。

今回、印象的だったのは、建物に入ってくるなり

「前回帰ったときから今日が楽しみだったの」

と言ってたお母さんの言葉。

ボランティアはいつかはこの場所を離れなければなりませんが
やってる以上、その時間が楽しいと感じて頂けるのはとても嬉しい事です。
今は手編みを自宅でも楽しんで時間を過ごす方も多いようで
そういった穏やかな時間がどんどん広がっていくといいですね。


さくら

明日と明後日です




ふだんは毎月一回のRQW週末銀座販売なのですが、
急遽!
今週末18日(土)、19日(日)も、銀座気仙沼ショップでの販売会やります。
両日とも、時間は11:00〜19:00の予定(体力キレたらゴメンナサイ)
店舗表でのブース販売のみですが、たくさんワゴンが並んで、
まるで「マルシェ」な雰囲気になるはず。

というのも、
東日本復興プラザfrom銀座全体を盛り上げようと、
おとなりの黄門プラザからずずずーっとブースが並ぶ
みんなで手をつないだイベントを行なうのです。
ぜひぜひ応援してくださいね!

Legami「東北の真実」講演会での販売報告

2月15日(水)東京・中野ZERO 小ホールで、学生たちの震災支援団体Legamiによる講演会「東北の真実~生の声~」が行われました。 講演内容はビデオ上映(南三陸町歌津地区の震災前後の記録)と、南三陸町旧歌津町町長の牧野駿さんと RQ代表の広瀬敏通さんが登壇、寒い中、たくさんの人達が参加されました。 最後の方で広瀬さんが述べた4つの被災地支援するための課題、「東北に行こう」、「できる支援を始めよう」、「RQや被災地支援団体とつながろう」、「忘れない」 は改めて今後の活動への意欲を掻き立てられました。
そんな中、RQWのブースを設置させて頂き、たこ&ばらのエコたわしとばらのヘアーゴムを販売させて頂きました。




開演30分前からと、休憩時間、終演後20分間で販売したのですが、開演前は仕事帰りでぎりぎりにいらっしゃる方も多く、横目で見ながらも素通りする方が多かったのですが、休憩時間は大盛況で、たこのエコたわしは早いうちに完売してしまいました。 ばらのエコたわし、ばらのヘアーゴムもお蔭様で順調に売れました。



たこのエコたわしはもっと持って行けば良かったと後悔しましたが、 当初は開演前にしか販売出来ないというお話でしたので仕方ないことでした。 被災地の女性達がみんなで一生懸命作っているということで、赤城マルシェや銀座でもいつも好評を頂いている品々ですが、今回の講演会はRQに関わり、被災地に行った方がたくさん参加されていたので、商品に対しての思いも深かったようです。 ご購入して頂いた皆さまありがとうございました!

最後に、当日の販売スタッフ、鳥海さんと田中さん、上野(私)の記念写真を掲載させて頂きます。これからも東北復興支援のために、RQWの活動がんばるぞ~~と気合が入ったイベントでした。



2012年2月16日木曜日

モダンな古布


2012214日 

石巻市開成のおかあさんたちが結成している、たんぽぽの会にお邪魔してきました。
今日は古布を使ったふくさ作りです。お好きな布を選んでもらい、型紙に合わせカットし、後は縫うだけというシンプルな作業でしたが、お話しながらゆったり丁寧に製作を進めていきました。




だんだんとふくさの形になっていくにつれて古布がよりすてきな表情を見せ始め、出来上がりはとても愛らしい布小物たちになりました。







おかあさんたちの隣では次回の製作に向けて布の裁断をしていました。

この布たちはこれから巾着になる予定だそうです。




もう着る人のいなくなった着物がこんな風に形を変えて使われ続けていくことにとても温かい気持ちになります。

途中、おかあさんの一人が吊るし雛を見せてくださいました。枝からたくさん吊るされた可愛らしいお人形やモチーフたち、圧巻です。
お人形の表情にもご注目。こんなこと考えているのかなぁと想像してしまいます。
 





アイシャドウを付けている子も!






どんなものを作るとより多くの方に使ってもらえるだろうかと、おかあさんたちと一緒にあれこれお話させていただき、その積極的な姿勢に大変刺激されました。
たんぽぽの会の皆さん、どうもありがとうございました。

神山