2012年11月16日金曜日

はしかみの編み物の日


8ヶ月ぶりに来ました。おぼえてらっしゃいますか?」
RQWリピーターボランティアのひとり、あやちゃん。
ひさしぶりの気仙沼での編み物講座にドキドキしているようでしたが、知った顔のおかあさん達をみかけ、嬉しそう。

 この日、小さなトレーラーハウス「はしかみ交流広場」に集まったのは近所のおかあさんたち19人。仮設住宅にお住まいの方も自宅の方も仮住まいの方も。そして、この場所を運営されているプロジェクトKスタッフとわたしたちRQWスタッフの全員で24人。小さなスペースはギュウギュウです。


講座が始まるまでしばしワイワイガヤガヤ。ケラケラ笑ってる人も。プリプリちょっとご機嫌斜めな人も。話に夢中な人も。「おくれたーおくれたー」と走ってくる人も。みんな編み物に集まってくるのです。


先週の講座で編んだルームシューズを見せ合います。今日はそのつづきを編む予定だったけれど、みんな既に完成させ、色んな工夫をした作品自慢です。そりゃあ、こんな可愛いルームシューズを編めれば見せたくなりますよ。編みあげて履いてきた人も!


そんなわけで、用意周到な編み物講師かえちゃんは、なにごともないような顔をしてこれまた素敵なネックウォーマーの編み方を説明しはじめました。


編み物がひさしぶりなあやちゃん。あっという間におかあさん達に囲まれました。耳の悪い80才のまつ子さんのために、はっきり大きな声で、そして丁寧に説明します。近くにいたおかあさんには「昨日覚えたばかりなの」と小さな声で告白。笑いがはじけていました。


「3つかけたらたちあげるの?」
1回抜いてまた入れるの?」
「こんな長さでいいの?」

しばらくは、あちこちから質問攻めです。
しばらくしたら、シーンと静かになりました。
真剣に自分の手元をみつめながら編みに集中。
しばらくすると、またガヤガヤとにぎわいます。
絶え間ない笑い声。
笑い過ぎてひっくりかえっているのは講師役のプロジェクトk西城さん
こんなに笑ってるのはこの瞬間、日本中でここが一番じゃなかろうか・・・。


「なっぺつけるってわかんないでしょ?」(おかあさん)
「なっぺ?」(あや)
「つばつけるってことよ。」(別のおかあさん)
編み物しながら方言講座も。

はしかみの編み物の日。ゆったりと暖かい空気がそこに流れていました。

11月14日(水)
RQWスタッフ いしもとめぐみ

*************
そんなはしかみの編み物講座の活動展が来年1月に東京神楽坂で開催予定です。
詳細はこちら



0 件のコメント:

コメントを投稿