2012年10月13日土曜日

色あわせって、難しいけど楽しいね

 いままで開催した仕事スキルアップ講座の参加者の声を聞いているうち、たくさんの方が「配色」や「カラーコーディネート」に苦手意識を持っていらっしゃることが発覚!
 いろんなかたのアドバイスを得ながら、10月11日に歌津管の浜ではじめての「RQW配色講座」を行ないました。講師は、いつもは編みもの教室を担当してくれている帽子デザイナーのかえちゃん。色と素材には並々ならぬこだわりがあります。「あああ、お話したいことがたくさんある!」と前日は眠れなかったとか。


 4グループ12名の方が参加してくださいました。最初はちょっとだけアカデミックに、色の基本についてお勉強。色それ自体が持つ印象や効果、色相、明度、彩度、それから色相環から同系色や補色の関係、色の組み合わせによって生まれる効果の例……

 という時間は20分程度で終わり、早速、実技タイムです。

 まずは、お手玉を教材に、布の組み合わせが与える印象で「よいと思うもの」「違和感を感じるもの(こちらの言葉では「えずい」というのがぴったりだそう)」を選んで、2〜3人のグループごとに話し合ってもらいました。

これもすてきねえ

悩んじゃいます

 グループで結論が出たら、それを選んだ理由をつけて、みんなの前で発表します。「みんな紫系で統一されてるから」「素材がつるつるしているところも同じ感じで……」うんうん。みなさん、他のグループの意見にも興味津津。そして、かえちゃん先生の講評と、ポイント指摘が入ります。「色の強さが違いすぎると、弱いほうの色が負けて、汚く見えてしまうことがありますね」に「なるほど〜〜〜」の声。

最後は、もうちょっと実践的な課題。ブックカバーを作るとしたら、外側、内側、糸にどんな布合わせをしますか?



今度は一人ずつ考えます。色だけではなく素材感もあるのでちょっと大変。みなさん、わいわいがやがやと、意見交換しながら選びました。

よく考えて選んだ組み合わせはどれもステキでした

 RQWが今年度力を入れている活動のひとつが、がんばっている女性グループの「エンパワーメント」。聞き慣れないことばですが、私たちは、「自らの力をつける」という意味で使っています。手づくり品を制作・販売している方々を対象に、スキルアップ講座をはじめたのもそんな思いから。
 「よかった、ためになりました」って言っていただけたのが何よりです。配色講座はまた少しずつやっていけるといいなと思っています。

しお

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