いろんなかたのアドバイスを得ながら、10月11日に歌津管の浜ではじめての「RQW配色講座」を行ないました。講師は、いつもは編みもの教室を担当してくれている帽子デザイナーのかえちゃん。色と素材には並々ならぬこだわりがあります。「あああ、お話したいことがたくさんある!」と前日は眠れなかったとか。
4グループ12名の方が参加してくださいました。最初はちょっとだけアカデミックに、色の基本についてお勉強。色それ自体が持つ印象や効果、色相、明度、彩度、それから色相環から同系色や補色の関係、色の組み合わせによって生まれる効果の例……
という時間は20分程度で終わり、早速、実技タイムです。
まずは、お手玉を教材に、布の組み合わせが与える印象で「よいと思うもの」「違和感を感じるもの(こちらの言葉では「えずい」というのがぴったりだそう)」を選んで、2〜3人のグループごとに話し合ってもらいました。
これもすてきねえ |
悩んじゃいます |
グループで結論が出たら、それを選んだ理由をつけて、みんなの前で発表します。「みんな紫系で統一されてるから」「素材がつるつるしているところも同じ感じで……」うんうん。みなさん、他のグループの意見にも興味津津。そして、かえちゃん先生の講評と、ポイント指摘が入ります。「色の強さが違いすぎると、弱いほうの色が負けて、汚く見えてしまうことがありますね」に「なるほど〜〜〜」の声。
最後は、もうちょっと実践的な課題。ブックカバーを作るとしたら、外側、内側、糸にどんな布合わせをしますか?
今度は一人ずつ考えます。色だけではなく素材感もあるのでちょっと大変。みなさん、わいわいがやがやと、意見交換しながら選びました。
よく考えて選んだ組み合わせはどれもステキでした |
RQWが今年度力を入れている活動のひとつが、がんばっている女性グループの「エンパワーメント」。聞き慣れないことばですが、私たちは、「自らの力をつける」という意味で使っています。手づくり品を制作・販売している方々を対象に、スキルアップ講座をはじめたのもそんな思いから。
「よかった、ためになりました」って言っていただけたのが何よりです。配色講座はまた少しずつやっていけるといいなと思っています。
しお
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